まるでスパイダーマン!?Z-Manとは

Episode #213

アメリカ国防総省先進研究プロジェクト庁(DARPA)のエンジニアがZ-Manと呼ばれる先進デバイスの試作機を完成させました。

Z-Manとは

Z-Manとはアメリカ国防総省先進研究プロジェクト庁(通称「DARPA」)が開発している先端デバイスであり、今回その試作機が完成しました。

Z-Manとはスパイダーマンのように壁を登ることが出来る機械です。

DARPAは
「人間が落下の危険無しに滑らかな壁を登ることができる道具は安全性の意味で素晴らしい」
とコメントしています。

このZ-Manは壁に張り付き、どれほど重いものでも滑り落る心配がないので人間が建物や障害物を登るときに使用することができます。

これらは戦場や災害現場でとても役に立つとされています。

どのような仕組みなのか?

DARPA曰くZ-Manはgecko(和名「ヤモリ」)の手足の仕組みを利用することによって壁に張り付くことが可能だそうです。

ヤモリとは

ヤモリという名前は聞いたことはあったとしても実際に見たことがある人は少ないでしょう。(筆者もなかなかの田舎に住んでいるのですが海外でしか見たことがないです。)

ではそのヤモリとは一体なんなのか
Wikipediaによると

・東南アジアを始めとしたアジア各地に分布している。

・最大種のトッケイヤモリは最大全長35cmに達する。体は扁平で全身は細かい鱗で覆われる。

・四肢には趾下薄板が発達し、垂直壁や滑らかな面を移動することができる。

アジア各地に分布しているということは日本にも生息しているのだと思うのですが…見たことある人なんてそんなにいるんですかね(さらに調べたところ沖縄などに生息しているそうです。)

そして最も気になるのは四肢にある趾下薄板でしょう。

では趾下薄板とはなんなのか?調べてみました。

趾下薄板とは?

趾下薄板(しかはくばん)とはヤモリの足の裏にある器官であり、表面は1マイクロメートル(1000分の1ミリメートル)の剛毛があり、それの剛毛はさらに細かい1ナノメートル(1000分の1マイクロメートル)サイズの毛が集合して出来ているものです。

Z-Manはこの趾下薄板を利用することによって滑り落ちないようにしているようです。

何故滑り落ちないのか

では何故ヤモリの趾下薄板を利用すると滑り落ちないのか

それは「ファンデルワールス力」というものが働くからです。

ファンデルワールス力は原子や分子の距離の6乗に反比例して働くため、距離が近ければ近いほど強く引っ張られます。

ヤモリの趾下薄板のように非常に細い毛のある器官なら、壁の表面の凸凹に噛み合った時にこのファンデルワールス力が作用して、吸盤や粘液の助けを借りることなく、垂直の壁にも貼りつくことができるのです。

利用価値は?

最初に戦場や災害現場で役に立つと述べましたがそれ以外にも高所で作業する際にも落ちる危険性がないので利用されることがあるそうです。

それにしてもこの道具を使って壁を登ったりするときとても凄まじい筋力が必要だと思うのですが普通の人にも使えるのでしょうか?

軍人のように常日頃から体を鍛えている人なら容易く扱えるのかも知れませんが一般人にはなかなか厳しいと思います。

まだ試作段階なのでなんとも言えませんが万人に扱える道具という訳ではなさそうですね。(誰もがスパイダーマンになれちゃマズいですからね)

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